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TOP > 松本壽文税理士事務所 日記 > 経営者に必要な費用・コストとは(その①)
決算報告書(損益計算書)の費用・コストは、商品・製品あるいはサービスの個数(サービス量)によって会計期間に配分されます。これは制度会計(財務会計)上で要求されるもので、個々の会社(企業)の会計期間の経営成績を反映したものとは言えません。ここでは、費用・コストは分解(変動費と固定費)されないで全体(区分されない)で処理されます。
会社経営者に必要とされる費用・コストは、決算報告書(損益計算書)に記入されている費用・コストではありません。このような費用・コストでは会社の実態を表しているとは言えません。
これ以降では、会社経営に役立つ管理会計的な考え方を説明したいと思います。
まず第一に、企業の活動量の増減に応じて変化する費用(すなわち変動費)と企業の活動量の増減に対して変化しない費用(すなわち固定費)に分解します。